全世代の方にとって有益な離婚ブログをお届けします

著者は行政書士の辻雅清

全世代の方に役立つ離婚ブログをお届します。

初めまして大阪府大東市の行政書士 辻雅清と申します。
このページでは全世代の方に役立つ離婚ブログをお伝えしています。

【目次】

○ 離婚ブログスタート
 ○ 夫の社内不倫を知った直後の注意点
 ○ 社内不倫が事実だとわかった後に考えることは?
 ○ 不倫相手に請求する場合の流れ
 ○ 夫に請求する場合の流れ
 ○ ダブル不倫だった場合の注意点
 ○ お勧めの離婚ブログ記事一覧
○ 離婚協議書とは?
○ 離婚公正証書とは?
○ 無料相談のお問合わせ
○ 運営者情報とプロフィール

社内不倫から始まる協議離婚成立までの流れ‐職場不倫。
ここでは配偶者の社内(職場)不倫を知った後の離婚の進め方を理解できます。

〈夫の社内不倫を知った直後の注意点〉

・感情的にならないように努める
・社内不倫が事実かどうか冷静に見極める

今回はわかりやすいように夫が社内(職場)不倫をして妻が離婚を決意したケースでお伝えします。

なお、ここでは社内(職場)不倫のケースとお伝えしていますが、
社内外の不倫(夫の同級生、妻が知らない第三者)でもほぼ同じ考え方となります。

先ず夫の社内不倫を知り離婚を決意した場合、
後々、離婚条件の合意そして金銭支払が始まることになります。
例1)子どもの養育費として月3万円を10年間支払う。
例2)不倫の慰謝料として月4万円を50回に分割して支払う。

夫の社内不倫を知り「許せない」という感情になることは理解できます。
ただ離婚後の金銭支払の履行を考えると感情的な行動は控えた方がいいです。
例)夫の上司に相談をして社内不倫の事実が会社内に広まる。

夫が社内不倫をしたことで勤務先を辞職した場合、
養育費や慰謝料の未払率が上がるので不条理な話ですが我慢して下さい。
例)転職先が見つからず養育費などの支払ができなくなる。

また社内不倫が事実かどうか冷静に見極めることも大事です。
例)勤務先の食事会の帰りに2人で歩いていただけで不倫はしていない。

養育費や慰謝料は離婚後の生活資金となります。
離婚を決意したのであれば、複雑な気持ちですが割り切ることも大事です。

ただお金の問題ではないと考える方も当然いらっしゃいます。
この考えの場合はご自身の気持ちを優先して法律の範囲内で進めて下さい。

〈社内不倫が事実だとわかった後に考えることは?〉

・誰に慰謝料請求をするか検討する
・慰謝料の請求条件を検討する

不倫慰謝料の請求相手には3つの選択肢があります。
① 夫に請求する
② 不倫相手に請求する
③ 夫と不倫相手に請求する

ご自身の自由な意思で3つの選択肢から選ぶことができます。
例1)裏切られたという気持ちが強いから夫に請求する。
例2)不倫相手には経済力があるから不倫相手に請求する。

請求相手を決めた後は具体的な請求条件を検討して下さい。
先ずは支払総額を決めて支払方法は請求相手との話し合いで決めます。
理想的な支払方法は一括払いですが現実的には請求相手の資力に左右されます。

余談ですが当事務所のご依頼者様の場合、
夫に慰謝料請求することを選択されることが多いです。

夫に請求する理由は以下の通りです。
・夫が多く払うからと言って不倫相手をかばう
・不倫相手に請求することへの負担が大きい

先ず不倫相手をかばう夫が一定数いらっしゃいます。
かばうことに対して複雑な気持ちになりますが割り切られています。
例)慰謝料は離婚後の生活資金に充当できるから多くもらえるなら割り切ろう。

そして不倫相手に請求することへの負担は次のトピックをご確認下さい。

〈不倫相手に請求する場合の流れ〉

① 不倫相手にアポを取る
② 慰謝料請求の意思と支払総額を伝える
③ 慰謝料の支払方法(一括・分割)について協議する
④ 一括払いの場合は支払を確認して終了
④ 分割払いの場合は最終支払日を迎えれば終了

一般的に①~④の流れで進めることになります。

不倫相手に請求する場合、自身(妻)が対面することになります。
このことから精神的にも肉体的にも大きな負担を抱えるという方も多いです。
例1)不倫相手が開き直ってきたら嫌だなと考える。
例2)不倫相手から夫の妻に対する悪口を聞かされたら嫌だな。

特に社内不倫の場合は妻が不倫相手と知り合いの可能性もあります。
例)何度か夫の後輩社員として挨拶をしたことがある。

このようなケースでは弁護士さんへの相談依頼を検討して下さい。
費用はかかりますが代理人として進めてくれます。自身の負担は減ります。

不倫相手に請求する場合、弁護士さんへ依頼をするご依頼者様が多いです。
そして慰謝料問題の解決後に夫婦間の離婚協議(
離婚公正証書作成)に進みます。

なお、当事者間で慰謝料に関する条件に合意できた場合は、
後々のトラブル防止のためにも条件を文書化した合意書の作成をお勧めします。

後々のトラブルとは以下の通りです。(一例)
・100万円で合意したのに90万円と主張された
・毎月5万円の分割払いで合意したのに4万円と主張された

こういったトラブルは書面があれば起きません。
なぜなら書面には慰謝料の条件(答え)が記載されているからです。

なお、トラブル例は逆バージョンもありえます。つまり双方にメリットがあります。

〈夫に請求する場合の流れ〉

① 慰謝料を含めた離婚条件を協議する
② 全ての離婚条件に合意する
③ 合意した条件を口約束で終える
③ 合意した条件を書面に残して終える
④ 離婚届を提出すれば終了

一般的に①~④の流れで進めることになります。

夫に慰謝料請求をする場合は他の離婚条件も協議します。
例1)子どもの養育費や面会交流について協議する。
例2)財産分与や年金分割について協議する。

そして全ての離婚条件に合意できれば協議は終了となります。
あとは条件を口約束で終えるのか、書面に残して終えるのか検討して下さい。
養育費や慰謝料などが分割払いになる場合は
離婚公正証書の作成をお勧めします。

最後に離婚届を提出すれば全ての手続きが終了となります。

当事務所では①~④は1か月~2か月程度で終えるご依頼者様が多いです。

余談ですが離婚原因が配偶者の不倫だった場合、
離婚条件の話し合いの場では冷静になれないこともあります。

その結果、養育費や慰謝料が高額になる可能性があります。

協議離婚なので夫婦間で合意できれば問題ありませんが、
現実的ではない金額で合意した場合、未払率が上がることに繋がります。

未払いになっては意味がないので現実的な金額で合意することが大事です。

〈ダブル不倫だった場合の注意点〉

・離婚後の養育費や慰謝料支払への影響を知る

先ずダブル不倫について今回の例を当てはめて簡単にお伝えします。

夫の社内不倫の相手が独身だった場合はダブル不倫にはなりません。
一方、夫の社内不倫の相手が婚姻している場合はダブル不倫となります。

ここからは少しわかりにく話になるため具体例を用いてお伝えします。
不倫した夫をA男、不倫された妻をB子、不倫相手をC子、不倫相手の夫をD男とします。

これまで妻B子はC子やA男に慰謝料請求をできるとお伝えしました。
そしてダブル不倫だと不倫相手の夫D男もC子やA男に慰謝料請求ができます。

ここでポイントになるのがB子とD男が共に夫A男に慰謝料請求をするケースです。

離婚条件の協議では離婚後の夫の収入と支出を確認することが多いです。
例)手取り30万円の内、養育費などを支払って5万円(小遣い)が残る。

この夫の収入と支出の確認をしなかった場合、
離婚後の夫の生活設計が狂い、結果的に養育費などの未払いに繋がります。

仮に離婚条件の協議中にD男が夫A男に慰謝料請求をした場合、
離婚後の夫A男の収入と支出を確認できるのでまだ安心だと思います。
当然、妻B子の心情は支払額が減ることになるので納得はしにくいと思います。

逆に離婚後にD男が夫A男に慰謝料請求をした場合、
離婚後の夫A男の生活設計が狂うため養育費などの支払に影響が出てきます。
例)お小遣い5万円からD男に慰謝料を支払うと生活が厳しくなる。

D男が社内不倫の事実を知るのが離婚前、離婚後どちらのタイミングになるか予想することは難しいです。また一生涯不倫の事実を知らないまま過ごす可能性も否定できません。

以上のことからダブル不倫の場合、このリスク(養育費などの未払い率が上がる)があることを知識として知っておいて下さい。

最後に余談ですがダブル不倫はドラマの中だけの話ではありません。
このことから夫の不倫を知った場合は不倫相手の婚姻の有無確認は重要です。

社内不倫の場合は不倫相手の婚姻の有無確認はしやすいと思います。
逆に社内不倫ではないケース(妻が知らない第三者など)では探偵の方などの協力が必要になるかもしれません。

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行政書士辻法務事務所へのお問合わせ

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運営は大阪府大東市の行政書士辻法務事務所

運営者情報とプロフィール

行政書士辻法務事務所
行政書士 辻雅清
所属:日本行政書士会連合会(登録番号 第10260068号)
所属:大阪府行政書士会(会員番号 第005810号)
資格:行政書士、MOS(Word・Excel)、日本漢字能力検定2級

事務所:大阪府大東市寺川5-18-73
営業時間:平日10時~17時(土・日・祝、夜間帯は事前予約制)
電話番号:072-871-9922/090-8886-9922
メール:メールからのお問合わせは
こちらです

出身校:大阪桐蔭高等学校、関西外国語大学卒業
職歴:建設資材販売会社を経て行政書士辻法務事務所を開業
趣味:とあるアイドルグループのライブを見ること
好きな色:エメラルドグリーン

私は1982年に大阪府寝屋川市にて生まれました。
そして生後間もなく大東市に引越しをして、以降大東市で生活をしています。

大学4回生の頃、とあるきっかけで行政書士に出会い、
就職ではなく開業という道があることに気付き資格取得を目指しました。

昼は仕事、夜はスクール、休日は図書館という生活を3年間続け、
3回目の試験で合格しました。本当に合格まで長い道のりでした(笑)

開業準備中、友人からの離婚相談をきっかけに、
離婚協議書や離婚公正証書の代理作成に力を入れることになりました。

初志感謝

2010年5月に開業し10年以上の経験がありますが、
開業当初の気持ちを忘れずご依頼者様への感謝の気持ちを忘れない。
この言葉を大切にして、日々、書面作成で悩んでいる皆様と向き合っています。

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